高級扇子の違いとは?特徴や見分け方、おすすめ商品を紹介

小さくたためて持ち運びに便利な扇子は、涼やかな浴衣や着物に合わせるのはもちろん、涼を取るために普段使いもできます。近年は、リーズナブルなお店でも取り扱いがあり、価格帯はさまざまです。ファッションアイテムとして使用したり、大切な方へプレゼントしたりする場合は、高級感があっておしゃれなデザインの扇子を選びたいもの。そこで今回は、高級扇子の特徴や選び方のポイント、おすすめの商品をご紹介します。

高級扇子の違いとは?特徴や見分け方

高級扇子とは、使用する素材にこだわって作られた高品質で高価な扇子のことを指します。細部まで繊細で丁寧に作り込まれており、職人の熟練の技が光ります。まずは、高級扇子の特徴や見分け方をご紹介します

骨組みに使用されている素材と本数の違い

高級扇子の骨組みには、多くの場合竹が使用されています。中骨の本数や、どんな種類の竹が使用されているかによって高級品の見極めが可能です。

 

高級扇子には、主に竹の外側に位置する、丈夫でしなやかな部分が使用されます。また、中骨の本数は、数が増えるほど高額になる傾向があります。高級な扇子は、しっかりとした重みを感じられるのが特徴といえますが、これは中骨の本数が多く、丈夫な竹を使用しているためです。

「ため」の有無

扇子の両端にあり、中骨を挟んでいる一番太い竹を「親骨」といいます。高級扇子は親骨に熱を加えて、少し内側に向けて反らせて作られるのが一般的です。この加工は「ため」と呼ばれ、閉じたときに扇子の先端をしっかり閉じたり、収まりを良くしたりするために施しています。ただし、布扇子は生地が厚くなるので、「ため」が作られないこともあります。

扇面の生地

扇部分は布製や紙製、木製など、さまざまな素材で作られますが、一般的には紙製の扇子の方が高級とされています。紙製の扇子は、中骨部分に「地紙」と呼ばれる和紙を3枚重ねて張り合わせ、そこに扇骨を差し込んで作られます。作るのに非常に手間がかかりますが、裏から見ても骨が露出せず美しく仕上がるのが特徴です。

扇いだときの匂い

高級な扇子であるほど骨や生地に上質な素材を使用しているため、扇いだときに心地よい香りがします。人気の白檀扇子は、上品な香りと美しいデザインが特徴です。紙や布は貼らず、薄い木の板を束ねた板扇という作りになっています。芳香のある白檀を薄く削り、透かし彫りをして作られたシックで華やかなデザインが印象的です。

【扇面の素材別】高級扇子の特徴

扇子の表面の部分を扇面といいますが、高級扇子は扇面の違いによる分け方はしません。素材によってさまざまな風合いや質感を楽しめるため、それぞれの特徴を理解して選ぶことが大切です。

紙扇子の特徴

紙扇子は、中骨を挟み込むように両面から生地を貼りつけるので、どこから見ても美しい絵柄を楽しめます。しっかりと折り目がつき、閉じたときの収まりが良くなります。また、先端まで骨が入っていないため、しなりを使って強い風を起こせるのがメリットです。一方で紙製であるため、布扇子と比較すると水に低く、日焼けによる退色を起こしやすいという特徴もあります。

布扇子の特徴

シルク素材やポリエステル製のものなど、使用される布の種類も多種多様です。デザインによっては、伝統的な和装にもカジュアルな洋服にも、大人の雰囲気にもマッチします。無地でシンプルなデザインの扇子なら、ビジネスシーンにもぴったりです。男性用・女性用・男女兼用と、豊富なデザインも魅力の一つといえるでしょう。

 

薄いシルクや布を扇面にのみ使用している扇子は、透け感がありとても涼しげです。しかし、片面にしか布を貼れないため、風量があまり出ません。また、厚みがあり、紙よりも折り目が広がりやすい傾向にあります。生地は片面にのみ貼りつけるのが一般的であり、裏側は骨組みが見えてしまうのが難点といえるでしょう。布製で汚れがつきやすいため、取り扱いにも注意が必要です。

 

このほかにも、扇子には素材や用途によってさまざまな種類があります。また、江戸扇子や京扇子など、産地ごとのブランド扇子や、メンズ・レディース扇子のサイズの違いなどで、幾通りにも分けられます。さらに詳しく知りたい方は、こちらの関連記事をご覧ください。

 

扇子の主な種類|素材、用途、産地、サイズ別の分類と正しい使い方

伊場仙のおすすめ高級扇子

伊場仙では、自分へのご褒美や大切な方へのギフトにぴったりな高級扇子を多数取り揃えております。使用している素材やデザインごとに異なる魅力を、ぜひお確かめください。

伊場仙とは?

伊場仙は創業430年以上の歴史をもつ、団扇・扇子・和紙製品の老舗です。弊社の高級扇子は、厳選した国産の竹や和紙を使用し、熟練の職人が手がけています。江戸時代中期から、日本橋の地で古き良き時代の文化を発信しています。伝統の技が光る高級な江戸扇子から、カジュアルなデザインが魅力の手拭い扇子など、数多く取り揃えているのが魅力です。ぜひ涼やかなファッションアイテムとして、また、さまざまなギフトシーンで大切な方へ贈るプレゼントとして、高級扇子をお役立てください。

伊場仙の扇子の特徴

伊場仙では、扇子のデザインや色に江戸の文化を取り入れています。製品を通して、古き良き日本の伝統文化や江戸文化を継承したいと考えているためです。浮世絵の版元であった伊場仙では、歌川広重や歌川国芳など人気浮世絵師の作品を製品にしてきました。今でも、伝統柄や判じ物に加え、浮世絵の江戸扇子を作り続けています。江戸っ子らしいユーモアや反骨精神、粋な心が伝わる伊場仙の扇子を、ぜひお手に取ってお確かめください。

高級扇子の種類の違いを見極め、お気に入りの扇子を選ぼう

扇子の種類と、それぞれの特徴をご紹介しました。高級扇子はファッションアイテムとしてはもちろん、大切な方へのギフトとしてもおすすめです。老舗ブランドの高級扇子なら、見た目の美しさはもちろん、使い心地の良さでも安心してお使いいただけます。素材や柄の違いをしっかり見極め、ぜひお気に入りの扇子を探してみてください。